10月4日:もやし祭


珍しく詳細なオフレポなんぞを書いてみようと思うのですが、やった事が意外と多かったり文才無いので割と参加した内輪向けかもしれません。
予めごめんなさいしておきます。


で、もやし祭の経緯や詳細はこちらより!
 http://twitter.g.hatena.ne.jp/fmnaka/20081004


当日の宴っぷりなんかは上記から各オフレポを見て頂くとして、ここでは準備の様子や小道具の解説なんかを中心にしていく予定です。
「二郎を再現する為に前日から仕込みをしてたなんて!」という嬉しい評をお見かけする事が多かったので、それに応えるべく。


尚、本エントリ記載にあたって、タケルンバ卿(id:takerunba)と空臼さん(id:nurari_hyon)のレポ、それと うぐ美たんと央月がリアルタイム投下した写真を使用させて頂きました。
ありがとうございます!!
<追記>盟友たろPから貰った写真も掲載させて頂いてます!



ラーメン二郎(スープ準備編)


もやし祭主催であるFM那珂(id:fmnaka)さんが「祭では家二郎をやりたい」と発言した事がきっかけで、事前に家二郎研究会(http://twitter.g.hatena.ne.jp/fmnaka/20080901)を開いたりして準備に臨みました。


そこで把握した事として、ベーススープを煮込む時間が最低3〜4時間は必要、と。
しかもオフの参加者が50人以上いるという!
野外キャンプの環境では多分二郎を提供する事は不可能かも……となりつつあった時に、俺がオカンに交渉し、実家と業務用寸胴を使わせてもらう事に。


36リットル寸胴。鍋だけで多分3〜4kgはある。


家は特に飲食業をやっているわけじゃないのですが、オカンの趣味でこんな鍋だとか業務用の厨房システムが組み込まれているのです、何故か。


厨房で豚背ガラのアク抜きをしている様子。
全てが大物なのでスケール感ありませんが、コンロの前に二人並んでの作業が余裕で出来るサイズ。


そして、前々日である木曜日に各食材を買い集め、金曜の夜の仕事終了後に実家に下拵えメンバー(うぐ美たん、実弟・央月、俺)が集合。
そのまま朝の4時ぐらいまでハイテンションでスープを拵えました(本当は祭当日の為に交互で寝ながら鍋の番をする予定だった)。


その模様はustでもチラッと配信したので、御覧になった方もいたかと。


ひょんなキッカケで解体直後の国産豚の背ガラと背脂という良いものが入手できたので、こんな感じで1時から出発前の8時くらいまで煮込み続けました。


流石に鍋イッパイに作るとスープがダダ余りすると思われるので、半分以下の14リットルで制作してます。
ただ、業務用コンロのパワーでどんどん煮込まれて、間で計5リットルは差し水をしました。

☆ 背ガラ:3kg、背アブラ:1kg、ネギ:3本、玉葱:4個、ニンニク:2かたまり、水:約19リットル


早朝になり(1時間ほど仮眠)、那珂さんと幾原が到着したので最終準備開始。
とりあえず那珂さんカーの後部座席を占める、頂いたパンのダンボールをバラして運びやすいように袋詰めしたり、野菜等の下拵えを始めたり。
(現地でなるべく生ゴミを出さない為)


夜中から引き続き、ここでも央月が大活躍。
特に始めてだったという生イカの捌きっぷりは本当に見事。
現地でイカを美味しく食べられたのは8割彼のお陰なので、みんな感謝するべき!?


限りなくカネシなカエシとチャーシュー(肩ブロック:1kg×4個)を作成。


少しでも鍋を運びやすくする為、骨等の余計なものを鍋から取り除く。
野菜はほとんどドロドロ溶けちゃったっぽい。すげえ。



現地で撮影した、スープの様子。
この背アブラびっしりっぷりはまさに二郎としか言い様が無い(臭いも)。


事前にTEMさん(id:temtan)から「二郎麺を自作していく」と伺っていたので、その偉業に応える為にも限りなく二郎であるスープを作らなくてはいけないというプレッシャーの中での下拵えでしたが、仲間の支えもあって無事出上がったんじゃないかと自負しています。


以上、これが「前夜から仕込んだスープ」の全貌になります。
ここまでやってようやく二郎になるのですな。
というか、これを家二郎と呼んで良い物やら……どう考えても業務用パワーを使っている。



ラーメン二郎(小道具編)


折角の大きいオフ……いや「祭」なので、やるならとことん変なコトをしたい!との思いつきで、架空の「ラーメン二郎・お台場店グッズ」を作成して持ち込んでみました。


まずは、ラーメン屋という事でのぼり。
これを立てる事でお台場二郎の開店を大宣言出来たのです。


使用したのはToo.の「ミニのぼり(スタンドタイプ)」
 http://www.too.com/ijm/series/popfactory/mininoboristand.html


木曜の素材購入のついでにビックカメラに寄った際に偶然発見し、即買いでした。
想像以上にインパクトがあるので、イベント事の度に使用しても良いかも。
(2本セットだったので、もう1本は「もやし祭」用ののぼりを作りました)


もう一つは定番である(と思う)、ラーメン二郎Tシャツ。
時間が無くてインクジェット式の転写用紙そのままだったのがちょと残念だったのだけど、十分に悪目立ちして盛り上がって頂けた様なので安心しました。

尚、俺が「阿佐ヶ谷店」、東京都のうぐ美たんが「お台場店」、まなめ王子が「ついったー店」となっております。


<余談/>
まなめ王子が二郎Tの背中にありむー先生(id:y_arim)のサインを貰ってはしゃいでたのが羨ましすぎたので、その場でかみたPに「俺の背中にやよいの絵を描いてください><」と懇願。
快く引き受けて頂いた上に、着用したままのTシャツという劣悪な環境でも素早く迷いなく絵を描いていくかみたんは本当に凄かったです。
いや、描いてる様は当然見えてないんですがね(背中がずっとゾクゾクしてくすぐったエロスだったんだZE)。
クオリティは周りの盛り上がりですぐに察せましたよ。実際この目で見たら、想像以上だった!

とりあえず洗濯して、家宝にします。
いや、しまったままにしないで今後の家二郎オフの際に着ていこう!
</余談>


と、二郎を楽しんで頂く為に用意した小道具の解説はこんな感じです。
肝心の味や再現性は……皆さんのレポにお譲りします!
ちなみにTEMさん自作の麺はとても素晴らしく、自作……それも野外という環境でこんなに完全な二郎が食べられたというのは本当に貴重な体験だったかも。



のりのりでテボを振る俺。
能條純一の現在の連載漫画に影響を受けている様子)


俺の突飛な思いつきを形にしてくれる犠牲者はいつも幾原(id:runan1242)なので、この場で感謝。
お互い時間が無い中、よくやれたなぁと。
その甲斐あって大好評でしたな!お疲れ様!!



1/12「萌」法被


今回のもやし祭の重要なポイントとして、もやし普及委員会様の協賛を得てその行事用である「萌の字が背に刻まれた青い法被(以下、萌法被)」をお借りして、参加者が着用するというのがありました。
 萌法被参考:http://www.moyashi.or.jp/kyoukai/kyoukai.htm


なるほど、では「玩具&コスプレクラスタ」として俺(と幾原)でサプライズを用意しよう!という事で、パームサイズアクションフィギュア(figma武装神姫、フロリボ等の約1/12スケール)が着用出来る萌法被を急遽制作する事に。
(ここでも突然の思い付きで幾原を苦労させてます)


日頃コスプレで培っている知識と素材、そしてあふれかえる玩具を活かす事でこの様に仕上がりました!



もやしの山に喜ぶミク、背中に浮かぶは萌えの一文字。


ちなみに着用させたフィギュアの選択基準としては……
フロリボのアイマスシリーズにやよいがいないので、代わりに比較的各パーツが強固な美希を持ち込み。
背中の「萌」を隠さない為に、覚醒ヘッド。
あとはまぁ野菜的な意味でミク。小柄で着膨れしないし、造型面でも優秀だし。
(美希の画像は他のレポを御参照下さい)


今回法被に使用したのは以下のインクジェットプリンタ対応特殊用紙。
(5年ぐらい前に買ってストックしておいたものが今活用されるなんて!)

インクジェット用クロス
 http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=JP-NU1&cate=1


ここにイラレで制作した柄入り型紙データをプリントし、切って貼ってという感じ。
作ったうちの1着は普及委員会の方に贈呈致しました……大丈夫だったかな;



自宅で改めて撮影したもの。



手に持たせてはいますが、当然着られます。
素体次第ではS.I.Cぐらいまでなら着用出来そうな気がしないでもない。


上記の二郎グッズに続き、こちらも「こんなアホな事してくるなんてwww」と好評だったので、サプライズは大成功だったと言えるでしょう。
スタンドも一通り持って来てたので、ノートPCテーブルあたりに置いて目立たせれば良かったかな?とかちょっと後悔したのはここだけの話。



最後に


本当はオフ中や二次会であったアレコレの感想や反省点等も書きたかったのですが、これ以上長くなってもアレなので「仕込んだモノの舞台裏」に絞ったレポにさせて頂きました。


もやし祭に参加された皆様、各方面で活躍された運営や買出し部隊の方々、そして幹事のFM那珂さん、本当にお疲れ様でした!
ものっそい大事に発展した会でしたが、不満点など無い素敵なイベントだったと思います。



でも反省会してしまう


野外キャンプという環境による火力不足で、野菜や麺を茹でるのに時間がかかり過ぎてしまい、提供が追いつかなかったのは想定出来なかった失敗点でした……。
満足いく形でお台場二郎を食べられなかった方には本当に申し訳なく思います、、、。


大規模オフで初対面の方も多かったのですが(20人以上いた!)、結局いつものメンツとばかり話す事が多く、日頃Twitterでフォロー等をして頂いている方達にロクに挨拶出来なかったのは非常に後悔しています。